ウエスタン ウッド リリー -Western Wood Lily- [山野草 ユリ科]
6月から8月にかけて少し湿った日陰の草地にちらほらと咲いている
ユリは、ウエスタンウッドリリーと言います。
学名がLilium philadelphicumとなっており、本種は主に北米で
よく見られるユリのようで和名が見当たりません。
隣のサスカチュワン州では州の象徴の花としての扱いですが、
その個体数は年々減ってきているようです。
鮮やかなオレンジ色や赤色の大きなこのユリは、かつて多くの人に
採取されていた経緯があるようです。
そしてすこしでも傷つけたり、移植等を試みても
死んでしまうほどのデリケートな花でもあるそうです。
ユリ科特有の球根部は先住民族によって芋の代用として
食されていたようですが、少し苦みがあるのが特徴だとか。
また花の部分も湿布薬としての効能があるそうです。
とても綺麗なユリなので、ついつい持ち帰りたくなる気持ちは
分かりますが、そっとしておくのが一番のようです。
タグ:ウエスタンウッドリリー